天井にスマホを貼り付けて俯瞰映像を配信する

ボッチャのパラリンピック放送で、コートの俯瞰映像はとても分かりやすかったです。もし、天井の低いところでボッチャをするなら、スマホとZoomを使って同じことを再現できるかもしれません。

スマホ天井取り付けホルダー

スマホを挟むホルダーを3Dプリントし、木の板に取り付けただけのものです。

これをマスキングテープで天井に貼り付けます。

取り付けたスマホは、世界最小4Gタフネスとうたっている「Unihertz Atom」。軽いし、万が一落ちても、壊れないでしょう。

それでもリスクがあるので、スマホの破損とケガには注意してください。

俯瞰映像配信

天井のスマホで俯瞰映像を配信します。

別のPCから、Zoomなどのビデオ通話をつなげれば、ボッチャの俯瞰映像を楽しめます。

イベントで配信するなら

ある程度予算のあるイベントだと、トラスを組んで俯瞰カメラを取り付けられます。しかし、安くもなく、手軽でもないです。

昔、ドローンを飛ばして俯瞰映像を撮ったこともありました。

ボッチャをしている障害者施設でも試しましたが・・・ドローンは凶器にもなるので、不特定多数の人が参加するイベントでは、簡単に利用できません。

ボッチャの俯瞰映像ライブ配信を低予算で手軽に実現したい場合、天井にスマホを貼り付けてしまうのが、良いかもしれません。

obniz直挿し!サーボモーター比較

obniz直挿しで使えるサーボモーターを比較します。動作の安定性とパワーのバランスが良いのは「SG-5010 」。ぎりぎりまでパワーを求めるのであれば「MG995」が良いかと思います。

obniz直挿しサーボモーター比較

サーボ型番 重さ パワー※1 回転角度※2 ギア obniz直挿し
SG-90 9g 1.8 180° ナイロン
SG-5010 38g 5.5 180° ナイロン ※3
MG995 55g 7.0 120° 金属 ※4
MG996 55g 9.4 180° 金属 ×※5

※1 パワーは4.8V動作時、単位はkgf・cm
※2 同じ型番で360°回転するタイプも存在する
※3 不安定現象が確認されている
※4 公式で動作確認されていないが、初代obniz Boardなら動作した
※5 360°回転タイプは動作したことがある

安心だが貧弱なSG-90

電子工作で最も一般的なサーボモーター。obnizと組み合わせて、合計15個くらい使ったことがありますが、動作不具合の経験はありません。

仮に不良品に当たっても、安いので痛手にはならないでしょう。

弱点はパワー不足。108gのスマホを持ち上げようとしたら、異常音が発生して動作しなくなりました

物を持ち上げる用途には向きません。

公認でパワーがあるSG-5010

obniz公式サイトで動作確認されており、SG-90の約3倍のパワーがあるサーボモーターです。

物理スイッチを押し込むときに、使ったことがあります。

電源によっては動作が不安定になると報告があり、SG-90よりはトラブルになる確率が高いかもしれません。

それでもobnizではよく使われるサーボで、パワーと安定性を両立させたい場合は、SG-5010が最良の選択になるかと思います。

頑丈な金属ギアのMG995

メタルギア(MG)のサーボモーターです。

外装はSG-5010とほぼ変わらず、ネジ穴の位置も同じで互換性があります。

ただし、サーボホーンを取り付けるギア部分がSG-5010より少し大きいので、完全互換ではありません。

SG-5010よりパワーがあり、さらにギアは金属で耐久力があるので、重いものを持ち上げることもできるでしょう。

ロボットアームに向いているサーボです。

公式ではobnizに直挿しで動作確認はされていないので注意が必要です。

個人的な調査だと、「obniz Board 1Y」では動作せず、初代「obniz Board」だったら動作しました。

サーボの回転角度も注意が必要です。データシートでは120°となっていますが、実際試すと120°以上回転します。180°には届かず、微妙な動作範囲でした。

MG995から進化したMG996

Amazonの商品説明では「従来品のMG995のギアと制御回路を改良した、金属ギアのデジタル・サーボ。」とあります。

番号が1つ増え、少し改良しただけと思ったら間違えです。

パワーが995と比較して、996は34%もアップしています。(型番の数字を1増やすより、感覚的には10くらい増やしてほしかった。)

回転角度180°のMG996を2つ買いましたが、どちらもobniz直挿しでは電流不足で動作しませんでした。

ただし以前、回転角度360°タイプのMG996は、obniz直挿しで動作したことがあります。

どういうことかは分かりません。

金属ギアのサーボモーターをobnizに直挿ししたい場合、無理をせずMG995を選択した方が良いかと思います。

ハロウィンのチョコ制作

チョコレートを使って、ハロウィン用のホラーなお菓子?を子供たちが作っています。4人とも個性的なお菓子を作って、私に配ってくれました。

最もホラーな四男のお化け?

四男が作っていたのは、人型のお化け?

表情が怖いです。

三男が作ったコウモリ

三男がくれたのは、アポロ付きチョコ?

これは、コウモリのようです。

次男はヒゲの何か

次男がくれたのは、ヒゲをはやした何か。

コーンフレークはヒゲだと教えてくれましたが、それ以外は何か確認せず、食べてしまいました。

長男は安定の人型

長男のクリエイティブは安定しています。

人型のチョコレートです。

子供たちがそれぞれお菓子作りを楽しみ、私も出来上がるお菓子を楽しみました。

チョコレートセットみたいなものが売っているようで、もし店で見つけたら、お勧めします。

小学生がブラック企業を学ぶ

小学5年の長男が図書館から『気をつけよう!ブラックバイト・ブラック企業』を借りてきました。気になって、私もついつい手に取ってしまいました。

図書館で子供向けに

この本は労働の話なので、中学生・高校生向けとなります。

小学生が借りてくる本ではないような気がしますが・・・長男は興味深く読んでいました。

レジの打ち間違えで差額弁償とか、不要商品の買取とか、事例がいくつか紹介されています。私がバイトを始めたときは当たり前にありました。(だからこういう本が作られたのでしょう。)

今はネットで拡散されるリスクがあるので、ブラックな状況は少なくなっていると思います。

ただ、不況が続くと経営悪化から、ブラック企業は増えるでしょう。子供の身を守るため、図書館に本が置いてあるのは良いことだと思います。

たとえ本がなくても、親の世代は氷河期だと思うので、ブラック企業には敏感に反応して、相談にのることもできるでしょう。

ブラック企業って何?

本では悪人みたいなオーナーや先輩が登場しますが、ブラック企業は人の問題より、社会システムの問題が大きいことを、補足的に長男に伝えました。

ブラック企業は日本の社会システムの弱点が生み出したもの。

昔の日本人は、終身雇用と充実した保証の代わりに、「24時間働けますか?」という過酷な労働要求を受け入れていました。

会社に尽くすのが当たり前という価値観が多かったと思います。

しかし日本経済が悪化して、この社会システムの負の側面が大きく出ます。

サービス残業で「72時間働けますか?」(IT業界では「三徹」と呼ばれる)というような、会社に命を捧げるような状況も、あったと思います。

報酬と労働のバランスが崩壊し、耐えられなくなった若い世代が「ブラックだ!」とネット上で声を上げたのが認知の始まりだったと思います。

・・・なんだか、労働に対して怖い話ばっかりとなってしまいましたが、長男が社会に出るころには、労働の価値感が大きく変わっていると思います。

どんな時代になっても、自分が納得して働けるようになる心の持ちようが、重要かもしれません。

3M 3Dプリンタープラットフォームシートの性能が高い

3Dプリントで一層目の定着のために、昔はのりを使っていました。ここ1年くらいは3Mの「3Dプリンタープラットフォームシート」を使っています。一層目の定着が強く、おすすめできる性能です。

3Dプリンタープラットフォームシート

3Dプリンターのプラットフォームに貼り付けるシートです。

元のプラットフォームはザラザラして、すべり止めみたいになっていますが、このシートを貼ると、逆にツルツルになります。

定着するのか心配になるかもしれませんが、性能は確かです。

鏡面仕上げみたいになる

このプラットフォームシートで造形したものは、一層目にあたる底の部分が鏡面仕上げみたいになります。

のりを使うより、底がきれいに平面になります。

シートは長く使っていると歪んだり剝がれたりしますが、3枚入っているので長期間もつでしょう。

一層目の定着トラブルが減り、満足しています。

3Dプリンターのフィラメント継ぎ足し失敗

3Dプリンター「QIDI X-pro」でプリント中、残りわずかになったフィラメントを手で押し込んで継ぎ足そうとしました。すると見事にノズルが詰まってしまいました。

フィラメント押し込み注意

3Dプリント中、フィラメントがなくなりそうになりました。

一時停止して交換すれば良さそうですが、過去に一時停止して再開したら、造形物の積層がズレた経験があります。

そのため、このまま新しいフィラメントを継ぎ足す方法を試します。

なくなりそうなフィラメントの端に、新しいフィラメントの端を押しあてながら、切れ目なく挿入していく方法です。

・・・しかし、強く押し込みすぎたのか、ノズルが詰まりました。

分解で大仕事に

詰まっている場所を確認するため、分解します。

原因はノズルにつながるチューブの詰まりでした。

ノズルごと交換します。

フィラメントが少なくなったら無理に継ぎ足さず、新しいものに交換した方が、経済的にも時間的にも節約になるような気がします。

遠隔ボッチャランプの試運転

ボッチャランプにセットしたボールを、遠隔で発射する装置を作っています。スマホ越しに選手がアシスタントに指示を出し、ボッチャをプレイします。

スマホ越しに狙う

ランプ上部に取り付けたスマホ。これを介して遠隔でボッチャを楽しみます。

スマホの向きを遠隔で動かせるので、コートを見ながらアシスタントに指示を出し、ランプの位置やボールスターターの位置を調整します。

当初はランプ自体をモーターで旋回させようと思っていたのですが、アイスタントの役割に該当するところは機械化をやめています。

ボール発射!

実際に遠隔ランプでボッチャをプレイします。

専用の操縦画面からボールを発射します。

離れた場所にいる子供が発射ボタンを押すと、装置のリリーサー(指示棒)が動き、ボールが転がりました。

カメラの撮影都合でアシスタントがいないのですが、実際に遠隔で子供が指示を出し、アシスタントの私がランプの向きを変えてプレイしています。

高度なプレイも可能!?

この遠隔ランプは、レクリエーションボッチャ用に作っています。

手軽に持ち運べるように、ランプと発射装置を合わせて3kg以下におさめます。

ランプにしては軽すぎて、若干不安定です。ただ、そこまで精度に影響がないようで、高度なプレイも可能でした。

ちなみに群馬大理工学部が、本格的な遠隔ランプを作っていました

ボッチャの公式戦では電子機械の利用は認められていないのですが、県協会は主催大会での使用を認めたようです。

前例があるので、意外と遠隔参加OKの大会が増えていくかもしれません。

Unihertz Atomをサーボカメラマウントに搭載

2.4 インチ小型スマホ「Unihertz Atom」。これをSG-90サーボのカメラマウントに載せて遠隔操作します。しかし、SG-90では力不足でした。

SG-90サーボ用 2軸カメラマウント

Amazonで評価が悪い、SG-90サーボ用 2軸カメラマウントを使っています。

安定感の悪いマウントで、さらにSG-90サーボを使っているため、パワーも弱いです。

このマウントにスマホを搭載するのは間違っていると思いますが・・・Unihertz Atomの軽さなら耐えられるかもしません。挑戦します。

Atom搭載ジョイント

カメラマウントにAtomを搭載するジョイントを3Dプリントしました。

Atomを縦横どちらでも搭載できます。

Atomを横にして搭載しました。

Atomでビデオ通話を立ち上げ、さらにobnizでサーボを遠隔操作すると、自由に周囲を見渡せる遠隔カメラとなります。

上下操作で限界を迎える

サーボを動かし、左右の首振りは問題なくできます。

しかし、上下の首振りは負担が大きく、しばらく操作していると、サーボモーターから異音が発生。

触ると火傷しそうになるほど熱を帯びていました。

Atomの重さをSG-90で支えるのは無理があったようです。

このカメラマウントでAtomを搭載するのは断念します。

あと数日で、強いサーボモーターがと届くので、それまで待ちます。

ボッチャスターター発射装置・指示棒延長

ボッチャランプに発射装置をセットして、遠隔でボールを転がせるようにしています。この装置に指示棒を組み込むことで、使い勝手が良くなりました。

ボール発射装置

ボッチャランプのボールを遠隔で発射する装置、プロトタイプ2号です。
(情報がマイナーすぎて、しかも説明も足りないかもしれません。)

この発射装置をランプスターターのすぐ後ろにセットして、スマホなどから遠隔でボールを発射します。

しかし、発射装置とランプスターターを都度セットし直すのは、工数として無駄です。

そこで、発射装置は固定で、ボールを押す棒だけが伸びるように改修しようと思いました。

指示棒を取り付け

62cmまで伸びる指示棒を購入し、さらにサーボモーターと接続するためのジョイントを3Dプリントします。

ネジ止めし、しっかり固定。

指示棒を伸ばせば、遠くのボールを押すことが出来ます。

スマホをセットして試運転

発射装置にスマホをセットして完成です。これで試運転します。

発射装置をランプの最上部に固定し、60cm先のボールを転がせるか試します。

すると、パワーや強度には問題なく、転がすことができました。

ただ、セットしたスマホが重すぎます。このスマホから、遠隔でコートを自由に向きを変えて確認できる予定でしたが、使ったサーボモーターが貧弱でした。

改修が必要です。

動画も撮らずに装置を分解してしまい、試運転動画がありません。・・・次回か次々回あたりの改修で、動画を掲載します。

サーボモーターの配線を格納

サーボモーターを3つくらい使うと、配線がごちゃごちゃします。動かすと絡まる可能性もあるので、専用のカバーを3Dプリントしました。

配線カバー

側面が2つない、容器のようなものを3Dプリントします。

サイズは電子工作にあわせて調整します。

ネジ穴を4か所空け、ネジ止めできるようにしました。

配線スッキリ

サーボモーター可動域にあわせ、不要な配線は配線カバーに格納します。

これで見た目もスッキリし、配線が絡まる問題も避けられます。