企業サイトをWordPressで構築する際、「お知らせ」のコンテンツを高確率で作ります。「お知らせ」はデフォルトの「投稿」で管理しましょう。カスタム投稿タイプで「お知らせ」を作ると大変になります。
投稿が0件?
ある企業サイトのWordPressをメンテナンスしたとき、投稿が0件で、お知らせが数百件というケースに出くわしました。
お知らせを「お知らせ」のカスタム投稿タイプを作る・・・間違ってはなさそうですが、デメリットが大きいです。
世の中は「投稿」のコードであふれている
プログラミングで投稿を読み込む場合は、get_posts()を使います。
・・・しかしカスタム投稿タイプの「お知らせ」は読み込まれません。
get_posts(array(‘post_type’ => get_post_type(“お知らせの投稿タイプスラッグ”))
というように、お知らせの投稿タイプスラッグを指定しなければ読み込まれません。
当然です。
しかし世の中では、デフォルトの「投稿」を想定して、コードが公開されています。
そのコードをそのままコピペすると、動かなくてデバッグが必要になります。
そして「ああ、投稿タイプを指定しないと・・・」と気づき、無駄な時間を過ごすのです。
プラグインが制限される
もう一つ問題。
WordPressプラグインも、「投稿」を想定して作られることが多いです。
例えば公式のプラグイン「WordPress インポートツール」。
「投稿」のエクスポートであれば、カテゴリー、投稿者、開始日時、終了日時、ステータスという、条件を選択した出力が可能です。
しかしカスタム投稿タイプで「お知らせ」を作ってしまうと、条件選択はできず、全件エクスポートしかできません。
想定以上にプラグインの機能が制限されてしまいます。
以上のことから、お知らせは「投稿」で管理することを強く推奨します。