視覚障害者がボッチャボールを投げたとき、どれだけ転がっているか把握できない課題がありました。
鈴を入れて、ボールの転がりを聴覚で把握できるようにします。
ボッチャボール開封
カッターとハサミで、ボールの縫い目を切り、開封します。
白いプラスチックの粒があふれてきます。
中身を少しだし、ボールの中に空間をつくります。
プラスチック鈴を入れよう
プラスチック鈴(プラ鈴)を、通販で買うことができます。
二重構造になっているタイプのプラ鈴は、鈴に何かが接触していても音が鳴ります。
これならボールの中に入れても音がでます。
ただ、手元にあるプラ鈴は穴が大きいのが問題です。
ボッチャボールの中にあるプラスチック粒が入り込んで、音が出なくなってしまいます。
マスキングテープで巻きました。そして、音が出るように、切れ目を入れました。
これで、音は通し、粒は通しません。
プラ鈴を突っ込もう
ボール中心部に向けて、プラ鈴を突っ込みます。
そして、出したプラスチック粒を、ボールに戻していきます。
重さの調整が必要
プラ鈴が軽い割りに体積があるため、今までと同じボールの硬さにしようと思うと、軽くなってしまいます。
254g・・・規格外ですね。
最低、263g必要です。
プラスチック粒を詰め込んで、規定に達しました。
鈴を入れる前より、粒を詰め込んだ分、ボールが硬くなります。
投げてみよう!
マスキングテープで仮止めして、実際に投げてみます。
さすがにボールの表面に穴が無いため、鈴の音が小さくなります。
・・・静かにしてもらえれば、聞こえる範囲です。
ブラインド系のスポーツ(ゴールボールとか)は、競技中静かにするものなのでが、それでもさすがに音が小さいかな?
ボール表面に穴を空けたいですが、加工すると大会球としては使えなくなるはずなので・・・もし音を大きくするとしたら、鈴の量を増やしつつ、重さを調整する必要がありそうです。