ボッチャの基本技「アプローチ」。ジャックボール正面約5cm以内に近づける成功確率や、距離に応じた得点を表示できるようにしました。練習の成果を定量的に確認できます。
アプローチ練習マシーン
折りたたみ自撮り棒に、2つの距離センサーとブザー、そしてobnizボードを取り付けたマシーンです。電子工作としては簡単な部類でしょう。
自撮り棒はマグネットマウントにしたので、冷蔵庫にくっつきます。
距離センサーの一つが、投球したボールの位置を調べるものです。
もう一つの距離センサーはインターフェースとして使っています。
手をかざすとキャリブレーション。ボール回収のため近づくと記録書き込み・・・細かい仕様は割愛しますが、投球練習中は何も操作しなくても、投球結果が記録されていきます。
アプローチ成功率と平均得点
アプローチ練習マシーンは、Webアプリ(ブラウザ)で投球結果を表示できます。
ジャックの正面約5cm以内にボールを置けた成功率。上の画面では38%(32回中12回成功)です。
ジャックに近づいても、少し横にずれると0点で、シビアな判定です。
5cm以内に近づいた場合は100点~1点の得点が記録されます。ビタビタだと100点。ずれるほど減点。画面右上の26ptが全投球の平均得点となります。
画面中央に並ぶ数字が、1トライ(2球)ごとの点数一覧となります。
アプローチ成功で歓声が沸き起こる
50点以上のアプローチを決めると、スタジアムの歓声効果音が鳴ります。
私がボッチャの練習をしているとき、長男(小5)が横で歓声やヤジを鳴らすプログラミングを作っていました。それを参考に実装しています。
少し気分が盛り上がるかもしれません。
得点一覧の視認性を改善
この記事の写真を撮りながら、Webアプリの得点一覧の視認性が低いのが気になり、さっそく改修しました。
100点だと鮮やかな緑、0点に近づくほど色がくすみ、灰色になります。
遠くからでも投球結果が見やすくなりました。
アプローチ練習マシーン開発と利用法
まったく需要を感じませんが、最後に開発方法と、Webアプリのアドレスを掲載します。
アプローチ練習マシーンは、obnizボードと、HC-SR04超音波センサーを2つ、Keyestudio社のブザーを使っています。接続ピンは写真参考。
万が一上記のマシーンを作ることがあれば、専用のWebアプリにアクセスし、obnizIDを入力すれば使えます。
需要の関係で、詳しい使い方までは書かず・・・アプリのコードを見て、察してもらう必要があります。
おそらく自分専用の練習マシーンとなります。
練習成果がでるかは、しばらく継続して確認しようと思います。