前回まで作っていた検温用サーモグラフィー。カメラを増設しようと改修していたら、問題が発生しました。体温が低く表示されてしまいます。どうやら「AMG8833」の設置場所で温度が変わってしまうようです。
Webカメラと「AMG8833」が干渉?
サーモグラフィーとカメラ映像を重ねるには、サーモグラフィー「AMG8833」のレンズとWebカメラのレンズを極力近づけたほうが良いです。
Webカメラはロジクールのc270n(諸事情で、カバーを取って基板むき出しの状態)を使っています。
仮止めでWebカメラと「AMG8833」を合体させ、サーマルカメラとしました。
そして検温すると・・・体温が31℃?プログラムで補正しているので実際は人肌を22℃と認識しています。
温度のブレも大きく、数値が安定しません。
カメラを併設したことによる電流不足を疑いましたが、カメラを外しても検温が安定しません。
「AMG8833」の設置場所が影響しているようです。
ディスプレイとも干渉
今度は、Webカメラと「AMG8833」を離して、ディスプレイに取り付けてみました。
少し改善されましたが、体温はまだ低く表示されています。
「AMG8833」の裏側のディスプレイが干渉しているのでしょうか?
干渉しない場所に「AMG8833」を移動
ディスプレイの下に「AMG8833」を移動することで、ようやく検温が安定してきました。
「AMG8833」は周囲にあるもので、検温結果に影響があるようです。
熱源か電磁波が影響?
「AMG8833」をラズパイのプラスチックケースに取り付けても、検温温度が6℃くらい下がってしまう現象が起きました。
ただのプラスチックに取り付けた場合、この現象は起こらないため、熱源か電磁波が影響するのかもしれません。
Webカメラ、ディスプレイ、ラズパイの発する何かが、検温に影響している可能性はあります。
「AMG8833」の設置場所には注意が必要です。
次回、干渉に注意しながらサーマルカメラを改善します。
余談:ラズパイ用カメラモジュールが使えなかった
最初、Webカメラではなく、ラズパイ用カメラモジュールを使おうとしていました。
・・・しかし、ラズパイのカメラ機能は有効なのに、カメラを認識せず。
原因は自分か、カメラか、ラズパイか特定できません。
あきらめてUSBのWebカメラに切り替えたら、簡単に認識してくれました。
ハードで問題が起こったら、原因特定が難しいので、別の方法に切り替えて進めるのも良いかもしれません。