ボッチャで究極のユニバーサルスポーツを目指したとき、視覚障害者が混ざってプレイするにはどうすればよいか、考える機会がありました。
アイマスクをして、視覚条件をそろえてプレイするのが良さそうです。
「ブラインドボッチャ」と呼ばれるスポーツ
日本ではマイナー中のマイナースポーツ「ブラインドボッチャ」。視覚障害者向けに考案されたボッチャゲームです。
「blind boccia」と英語で検索したほうが、情報は手に入ります。
アイマスクをして視覚が使えない状態でボッチャをします。ブラインドサッカーのボッチャ版です。
Handi Life Sportから、視覚障害者用のボッチャグリッドも販売されていますが、日本で販売しているところを見たことはありません。
手を鳴らしてスイカ割りの要領
ボッチャグリッドは気軽に買えないので、単純に音で投球方向を指示するゲームを楽しみましょう。
スイカ割りの要領ですね。
見える人が、目隠ししている人に指示を出します。
拍手や鈴で音を出して、投球位置を誘導します。
これはこれで楽しいのですが、投球者(視覚障害者)自身がボールの位置を把握していないので、自分で戦術を考えることが出来ず、ただ投げるだけなのが課題です。
やはりボッチャグリッドか、それに代わる仕組みが欲しいところです。
ボッチャグリッド(触覚ボード)を作って体験会
※2019/12/6追記
触覚でボール位置が分かるボードを作りました。
視覚障害者団体の協力を得て、ブラインドボッチャ体験会も開いています。
ブラインドボッチャ実施については、こちらを参考にどうぞ。
余談:ボール位置を触覚で伝えるシステム
カメラで撮影されたボールの位置を、触覚で分かるようにするシステムを2年前くらいに試作してました。
ボールの位置に合わせて触覚ボードにピンが立つものですが・・・難しくて断念。
結局、アナログなブラインドボッチャ触覚ボードを作りました。
結果的にアナログで良かったです。
ブラインドボッチャは機械化より、選手と介助者が二人三脚でやるのが楽しかったです。