昨日紹介したIoT定規を開発した理由は、ボッチャ観戦の改善のためです。
(こんな観戦できたらいいなという空想です。)
2016年リオパラリンピックの観戦では、とにかく試合状況が見えないことが、ボッチャを楽しむ弊害になると感じました。
2階席だとボールが遠くて見えませんし、かといって1階席でボールを横から見ても、距離感がつかめません。
電光掲示板も角度が悪ければ見えず、点数がよく分からなかったり・・・観戦課題が山積みでした。
試合情報を補うためには?
スマホで手元に試合情報を表示する施策が、今後東京大会に向けて進んでいくかと思います。
ボッチャの場合、見えないボール距離を数値で送信する仕組みが、観戦改善に役立つかもしれません。
そしてきっと東京大会では、ボッチャコートを真上から4K・8Kカメラで撮影し、映像解析により、リアルタイムでボールの推定距離を手元の端末で見られるようになるでしょう。
他にも試合の得点や、ルール、見どころ、選手情報も、手元で見られるようになると思います。
ただ、スマホ片手に観戦するより、もっと良い観戦方法があるのでは?
スマートグラス観戦してみる
スマホを持っていると手がふさがる上、スマホを覗き込んでいるときは、試合が視界から外れます。
せっかく会場に足を運んで、スマホを覗き込むのは嫌だ・・・。
そこで、スマートグラス観戦を試してみましょう。
EPSONが販売している「MOVERIO BT-300」を使います。
審判がIoT定規で測っているボール間隔を、リアルタイムで目の前に表示させてみます。
上の写真は、スマートグラス越しに撮影したものです。
ボール間隔の距離が、視界に表示されます。
意外とクッキリ表示されます。EPSONすごい!
とはいえ、スマートグラス観戦が3年で実用化レベルにいくかは未知数です。日本企業の技術力に期待します。