IoTを駆使したモルモットのスマートホームを作ります。主要なハードはobnizボード、μPRISMセンサー、Merossスマートプラグ、そしてホットカーペット。使うクラウドサービスはIFTTTです。
モルモットの適温は18~24℃
モルモットを使い、快適なスマートホームを構築する実験を行います。
Google検索によると、モルモットの適温は18~24℃。(諸説あり)
冬場18℃を下回ったとき、ホットカーペットの電源を自動的にONにするシステムを作ります。
システム全体図
冒頭の全体図を再掲載します。
- 超小型センサーμPRISMで温度を取得し、BLEでobnizボードに値を飛ばします。
- obnizで受け取った値を、ブラウザで表示します。
- HTML(JavaScript)で温度を判定し、IFTTTのWebhookを作動させます。
- IFTTTがWebhookをトリガーにして、スマートプラグMerossの電源を切り替えます。寒い時はON、暑い時はOFF。
- モルモットが快適になります。
なお、図では省略していますが、obnizもクラウドサービスです。その存在を感じさせない・・・意識せず使えるのがすばらしいです。
1. μPRISMの取得温度をobnizへ
はじめにμPRISMを設置します。
我が家ではモルモットのケージの横にある3Dプリンター取り付けました。
ケージは洗うので、センサーを付けるのには向いていません。付近のものに取り付けましょう。
あと、モルモットにかじられないように注意してください。
μPRISMからセンサー値を取得するobnizボードも電源を入れておきます。
BLEで通信できる範囲であれば、どこに置いても良いです。
ちなみにμPRISMではなく、温度センサーをobnizボードに挿せば、BLEの必要はありません。
私は、μPRISMを使いたかったので、少し無駄がある構成になりました。
2. ブラウザでセンサー値を表示
obnizで受け取ったセンサー値をブラウザに表示しました。
温度、あと湿度と日時を表示しています。
現在の温度は18.5℃のようです。モルモットの適温ギリギリ。
3. IFTTTのWebhook作動
IFTTTにWebhookのトリガーを登録います。
スマートプラグの電源をOFFにする”stop_meross”と、電源をONにする”run_meross”を作りました。
温度が18℃以下なら”run_meross”(電源ON)。温度が20℃以上なら”stop_meross”(電源OFF)。
ブラウザ側のJavaScriptでWebhookを分岐しています。
4. IFTTTでMeross操作
Webhookのトリガーが引かれたら、IFTTTのイベントが発動します。
うまく動作すると、スマートプラグMerossが「カチッ!」と音がなり、通電します。
Merossにホットカーペットの電源コードをつないでいれば、IoTホットカーペットとなります。
動作テスト
保冷剤でセンサーを冷やし、18℃以下でホットカーペットのスイッチが入ることを確認しました。
そして今度は、ドライヤーでセンサーを温め、20℃以上でホットカーペットのスイッチが切れることを確認しました。
パソコンなしで実行したい
このスマートホームシステムでは、ブラウザで温度判定のプログラムを動かしているため、パソコンやスマートホンでブラウザを起動していないと実行されません。
それでは実用的ではないので、次回、クラウドで温度管理できるように改修します。