最近Webで情報を検索している時、noteの記事をよく見かけます。このnoteの画面がとにかく読みやすい!繰り返し行われるデザインのカイゼンに加え、お金の流れをデザインしていることが、読みやすさの要因に感じます。
noteとは?
noteの使い方、機能紹介から引用します。
noteはクリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿して、ユーザーがそのコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。
閲覧するだけの人にとっては、ブログサービスのように見えるかもしれません。
なぜnoteは読みやすい
読みやすいようにデザインされているから、とにかく読みやすい。
読みやすさ、使いやすさを繰り返し検証して、カイゼンしています。
年間100を越えるカイゼン施策(PDCA)を行っているようです。
ただ、もっとも気になったのが広告がないこと。
これが読みやすさの大きな要因です。
広告を入れるジレンマ
既存のプラットフォームの多くは、広告で収益を上げています。
企業である以上、利益を上げていくことは、間違いではありません。
ページ右側に広告を出したり、記事の間に広告を挟んだり、広告と気づかれないように記事の中に溶け込ませたり・・・。
邪魔だよなと思いつつ、広告のクリックやコンバージョンが上がるようにカイゼン?していきます。
広告の文字もABテストを行い、より過激な文字をギリギリまで探っていきます。
このやり方は、いずれ限界が来ると、多くの人は感じていたと思います。
予算制約のジレンマ
広告のないWebサービスもあります。公共サイトです。
しかし、実際は予算運営の公共サービスの方が、圧倒的にお金に縛られます。
予算が下りなければカイゼンできない上、スピードが出せない。
お金のデザインをできるか?
noteがこれだけ読みやすくデザインされているのは、お金のデザインも含めて優れているからだと思います。
最高に読みやすいデザインを作るには、広告にも予算にも依存しないことが重要と感じます。
「デザイン経営」で言われる分野で、noteは見た目のデザインだけではなく、経営レベルでデザインを考えているはずです。
noteのマネタイズの戦略を詳しく調べてみることにしました。
コンテンツ第一から最高峰のデザインが生まれる
東京新聞にあったnote創業者のインタビューを拝見しました。
違和感なく使ってもらうため、画面は極力シンプルに。コンテンツを引き立たせるため広告も入れない。
コンテンツを第一に考える理念から、noteのデザインは生まれたようです。
それと同時に外部との資本業務提携で、経営基盤を作っています。
参考にしようとして、手軽にマネはきるものではありません。
ただ、「コンテンツを引き立てるためには何をすればいいか?自分のデザインがコンテンツを殺さないか?」個人レベルでも、何度も自分に問いかける癖は付けられると思います。