2021年の国際ボッチャ規則で、ボールの規定が厳しくなりました。ボールの中に、金属や磁石を入れることもNGになりました。ボッチャの競技人口が増え、ルールが厳格になっていくのを感じます。
国際規則でボールの規定
BISFed国際ボッチャ規則– 2021年‑2024年(v.1)※英語で、ボールの中身についての規定が追加されていました。
一部抜粋します。
- ボールは均一なサイズのパネルを縫い合わせる(通常、正十二面体)
- 表面はビニール、ポリウレタン、皮革、合成皮革、スエード、または伸び縮みしにくい同様の素材
- 中身の材料は、非導電性、非金属性、および非磁性のもの
- ボールの色はBISFedの許容可能な色の範囲内に
- ボールに穴が空いていたり、切り傷があってはいけない
- ボールの表面に接着剤を付けたり、グリスを付けてはいけない
中身に磁石はダメ!
気になったのは、ボールの中に磁石を入れて、ボールをビタッとくっつけるのは反則になったこと。
逆に今まで材料の規定がなかったので、ボールの中身を細工できたことになります。
ボールの使い込みに注意!
ボールの素材は有名メーカーを使っていれば問題ないと思います。
気を付けないといけないのは、ボールの色と表面の傷かもしれません。
ボールを使い込むと、色が黒く変わって、BISFedの許容範囲から外れる可能性があります。ただ、色の許容範囲の規則を見つけられず、どの程度の範囲か分かっていません。
ボールの傷については国内よりも、途上国の選手で問題が起こりそうです。
床の状況が良くない場合が多く、新品のボールに数か月で穴が空くような場面が見られました。
途上国の選手が規定を知らずに国際大会に出ようとして、ボールが使えないことが今後あるかもしれません。
規定が厳格に
少し前までボールの規定は、大きさと重さしか決まっていませんでした。
2021年の国際ボッチャ規則で、ボールに関する規定が厳格になりました。
規定を細かく書かないといけないほど、ボッチャがスポーツとして近代化しているのを感じます。