杉村選手の金メダルに感動しました。同時に、解説を務めた新井さんにも、感動させられました。(写真は2017年に新井さんが進行したボッチャイベント。進行のうまさに衝撃を受け、この後私は日本ボッチャ協会の普及員になりました。)
最高のボッチャ解説
東京大会のボッチャ解説は、Twitterなどを見ても、非常に評価が高いことが伺えます。
手書きの解説も分かりやすいですし、感情もこもってますし、何より言葉の選択が素敵です。
4エンド、ボンサー選手最後の投球。その時の解説が特に印象的でした。
実況の「ここから4点というのは、もうほぼほぼ難しい状況でしょうか。」という問いに対し、新井さんは「そこは、見て楽しみましょう。」と答えています。
新井さんはあえて最後まで勝利を伝えず、審判のコールを待ちました。
最高の瞬間を自分が口にせず、視聴者と杉村選手と会場にいる仲間と喜べるまで待ちました。
新井さんの声は、最後は涙声でしたし、感情を抑えて解説に徹したと思われます。
それが杉村選手に匹敵する感動を与えてくれました。
ボッチャが一過性にならず、日本に根付く大きなきっかけになる1日になったと思います。
引き続き、団体戦も楽しみにしています。