東京2020パラリンピック。ボッチャ杉村選手が決勝に上がり、本日の試合が楽しみで仕方ありません。そして昨日、杉村選手のエピソードを放送で聞き、気づかされることがありました。
力がないから力まない
杉村選手は腕に力が入らず、パワーショットが難しいそうです。
しかし、力が入らないから力まず、リラックスして投げられるというのです。そのため、こういう大舞台でも正確なコントロールができるそうです。
もちろん、相当な練習を積んでいることが前程にあると思いますが、それでも驚きます。
一見、力が入らないのは障害で、投球では不利に思えます。しかし、見方を変えると、安定したコントロールに欠かせない武器になり、実際に世界トップクラスに上り詰めています。
障害のクリティカルシンキング
腕に力が入らないことは、この環境や場面では本当に障害なのか?
前提を疑い、論理的に推論し、思考の多様性を追求する。
こういったクリティカルシンキングが重要だと、杉村選手のエピソードを聞いて改めて思い知りました。