サーモグラフィー「AMG8833」で非接触検温

前回「AMG8833」で温度を計測できるようにしました。ただ、対象物までの距離によって温度が変わってしまうので、このままでは人の検温に使えません。今回は一定距離を保って検温できる仕組みを作ります。

動作サンプル

シルエットに顔を合わせると、検温できます。

近すぎると高温になってしまうため、「はなれて!」と警告文がでます。

シルエットで距離を保つ

「AMG8833」で検温した場合、距離によって温度が変わってしまいます。

この問題を解決するには、距離センサーを併用して補正するか、人が動かないようにするか、どちらかです。

簡単な後者にします。

シルエットの枠を用意して、その枠に収まる距離のところでじっとします。

単純に床にラインテープを貼っても良いでしょう。

距離が一定なら、温度の補正もしやすいです。

自分の体温を別の体温計で測り、「AMG8833」で測った温度を補正して同じ値になるようにします。

37℃以上でアラート

もし37℃以上だったら、アラートが出るようにします。

画面が赤くなるようにしました。

効果音を付け加えても良いかもしれません。

距離が近すぎたら「はなれて!」

センサーが取得した8×8の温度データの中に、体温と思われる画素が多い場合は近すぎるということです。

「はなれて!」と警告文を出します。

検温に使ったコード

開発環境、サーバー側のコードは変わっていません。HTMLのみ下記コードに改修しています。

80行目のlet calibration = 9;が、体温の補正値です。

私の環境では約9度低く出るので、+9度補正しています。

センサーまでの距離に応じて、調整が必要です。

続いて、サーモグラフィーとWebカメラの映像を重ねる予定ですが、先に解決しないといけない問題が発生しました。

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