Windowsのコマンドプロントの黒い画面。よく見ると真っ黒ではなく、黒に近いグレー。文字の色も真っ白ではなく、白に近いグレーです。コントラスト比を抑えており、目にやさしいです。
コマンドプロントの配色
Windowsのコマンドプロンプトの文字色、背景色のカラーコードを見てみます。
文字色・・・#CCCCCC
背景色・・・#0C0C0C
真っ白(#FFFFFF)と真っ黒(#000000)は使われていません。
コントラスト比が高すぎると、目の疲労が高まるため、明度差を少し小さくしています。
無機質に見えたコマンドプロンプトでしたが、よく見ると配色にやさしさを感じます。
Photoshopの配色
グラフィックソフトPhotoshopのUI配色にもやさしさを感じます。
文字色・・・#F0F0F0
背景色・・・#535353
背景がかなりグレーです。
グラフィックソフトの場合、注視するのはカンバスで、UIが邪魔しないようにコントラスト比を下げています。
また、グラフィックを制作、加工するうえで、明度対比を避けなければなりません。
明度対比は、黒い背景に囲まれた色は明るく、白い背景に囲まれた色は黒く感じる現象です。
仮に、PhotoshopのUIが真っ黒、真っ白だったら・・・
カンバスの明度の印象が変わってしまいます。
そのため、明度対比の小さい、グレーをPhotoshopのUIに用いているのだと考えられます。
ソフトの配色を気にして見てみると、デザイナーの配色の意図に気づけるかもしれません。