医療機関で検体(血液などが入った試験管)を極力触らずに、保管箱に出し入れする仕組みを試作しました。結局不採用でしたが記録に残します。
コロナ感染確率を下げる
医療従事者から、検体をできるだけ触らないようにしたいと相談を受けました。コロナ感染のリスクを下げたいためです。
手袋して保管箱の検体を出し入れしているらしいですが、検体や箱に触らず出し入れできないか?というのが相談です。
状況を聞く限り、簡単に対処できそうです。
距離センサーで箱を開ける
初級の電子回路で作れてしまいます。
マイコンにObnizを使っていますが、インターネットにつなぐわけではないので、arduinoの方が安上がりでしょう。
箱を開けるサーボモータは、ネコ型スパイカメラと構造はだいたい一緒です。
箱が空くタイミングをブラウザ操作ではなく、距離センサーに反応(何かが近づいたとき)に変更しています。
試験管ばさみも作成
検体と少し距離をとって掴めるよう、即席で試験管ばさみもつくりました。
100円ショップで買ったラジオペンチに、3Dプリンターで作った器具を取り付けます。
器具を量産すれば、定期的に取り換えも可能です。
実用と試作の壁
試作品を医療従事者に見せたものの、相談者を除いて、だいたい無反応でした。
よし、今回も実用に至らなかった。