第17回 IoT×プログラミング教育
もうすぐ夏休みです。子供がアサガオを学校から持ち帰ったので、電子工作を用いて観察しましょう。
待った・・・やりすぎ注意
土壌湿度センサーで鉢植の乾きを監視。
さらに自動水やりを実現する構想で、ポンプも購入しましたが・・・
これって毎日水を上げて、アサガオを咲かす苦労を体感することに意味があるのでは?
子供の学習の機会を奪っている気がします。
土の乾きを知るだけの工作
自動水やりはやめて、鉢植の土の乾きを知るだけの機械を作りましょう。
「YL-69」と書かれている中国製の土壌湿度センサーモジュールを使います。
付属のジャンパーワイヤーがメスだったので、Arduino Nanoのピンに直接挿します。
AOがアナログ・アウトプット。
DOがデジタル・アウトプットとなります。
DOは使わないような気がしますが、一応13番ピンに挿してもらいました。
湿度を取得するプログラム
ライブラリも必要なく、光センサーなどと同じ要領です。
int val; void setup(){ Serial.begin(9600); } void loop(){ val = analogRead(0); Serial.println(val); delay(1000); }
1秒ごとに、シリアルモニタに湿度を数値で表示しましょう。
土壌湿度センサーに何も振れていない状態だと1023と表示されます。
5V MAXの電圧がかかっているようですが、モジュールについている可変抵抗器(十字のネジみたいなやつ)を回すと、入力値を小さめに調整できるのだと思います。
濡れたスポンジに挿してみる
土壌湿度センサーを、濡れたスポンジに挿してみます。
シリアルモニタの数値が、1023から817くらいまで下がりました。
湿度を取得できています!
水に入れてみる
思い切ってセンサーを水に入れてしまいましょう。
350くらいまで値が下がります。
ここまでの数値の時は、鉢植に水がたまっていて根が腐る状態です。
鉢植の土に挿す
それでは鉢植の土に挿します。
だいたい水を与えた状態で800くらいです。
今はパソコンと接続しないと数値を見られないので、次回はパソコンなしで乾きを知れる仕組みを作ります。