73歳差対決 ボッチャ

年齢差・・・そんなの関係なしに楽しめるのが、ボッチャの魅力です。

73歳差の対決

6歳の息子 対 79歳の祖母・・・齢の差73歳の対決が実現しました。
祖母から見れば、ひ孫との対決です。

初めてボッチャをする祖母には、白い球に近い方が勝ちという基本的なルールを伝えた後、ただ白い球に寄せればいいだけじゃないという、戦略的な説明もしました。

 

それでは、第1ピリオド開始。

息子はまず、手前の方にボールを置き、祖母の投げるコースを邪魔します。

祖母も自分の投球で、別のボールをはじく高度な技を使い応戦します。

戦略がボッチャの醍醐味

ボッチャを、白い球に寄せるだけのゲームだと思うと、相当つまらないと感じてしまうでしょう。

陸上やバスケなどと違い、ダイナミックなプレーがあるわけではないので、どれだけ戦略を理解しているかが、ボッチャをやるとき、観戦するときの重要なポイントだと思っています。

祖母に試合前に戦略について説明したのは、試合を楽しんでもらうためです。

試合は白熱

第1ピリオドは息子が3点取り、第2ピリオドは祖母が2点取返し、一進一退の攻防が続きます。

ピリオドが進むにつれて、制球が定まってきます。

2人とも、ボールの動摩擦力の影響が分かってきたようで、次元の高い戦いを繰り広げています。

1点差で迎えた第3ピリオド。

祖母がいいます。

「これは頭使うね!」

・・・!?

その言葉に、衝撃が走りました。

1兆円くらい医療費浮かないかな!?

高齢者や、運動しないで今後高齢になる人が、ボッチャをやるようになったら、日本の医療費を抑えられるのではないでしょうか?

超高齢社会の日本で、2020年には20兆円近く後期高齢者医療費がかかると言われますが、ボッチャなどのユニバーサルスポーツが普及した場合、心身の健康改善や痴呆症予防により、後期高齢者医療費が5%程度減り、1兆円改善されるのでは!

・・・後で調べましょう。

話を戻します。

ボッチャ対決の結末

73歳差の壁を超えた、白熱のボッチャ対決。

本当に熱くなったようで、うちわで仰いでいました。

第3ピリオドは、祖母が1点取り、同点に!

 

迎えた第4ピリオド。

 

・・・邪魔が入り、無効試合となりました。

戦略云々になると、幼い弟たちにはつまらないか・・・

新のユニバーサルスポーツを目指し、1歳から楽しめる仕組みも考えていこうと思います。

ボッチャ 隙間計測器(失敗)

ボッチャは時に、1mm以下の接戦となります。

審判をやっていると、赤ボール、青ボール、白ボールがすべてくっついているように見え、目視で判定できなくなることがあります。

そんなわずかな隙間を、計測できる機器は作れないか試みました。

感圧センサーを使う

長細いペラペラの金側板(?)で、押した位置を取得できる、感圧センサーを購入しました。

感圧センサーを、先の尖った定規に取り付け、ボールの隙間に差し込み、ボールに触れた時点の距離を取得できれば・・・。

 

いや、これは失敗。

思った以上に感圧センサーに圧力が必要で、ボールが動いてしまいます。

・・・ボッチャ隙間計測器のアイデアは他にもあるので、再度チャレンジします。

ボッチャ スマートグラス観戦

昨日紹介したIoT定規を開発した理由は、ボッチャ観戦の改善のためです。
(こんな観戦できたらいいなという空想です。)

2016年リオパラリンピックの観戦では、とにかく試合状況が見えないことが、ボッチャを楽しむ弊害になると感じました。

2階席だとボールが遠くて見えませんし、かといって1階席でボールを横から見ても、距離感がつかめません。

電光掲示板も角度が悪ければ見えず、点数がよく分からなかったり・・・観戦課題が山積みでした。

試合情報を補うためには?

スマホで手元に試合情報を表示する施策が、今後東京大会に向けて進んでいくかと思います。

ボッチャの場合、見えないボール距離を数値で送信する仕組みが、観戦改善に役立つかもしれません。

そしてきっと東京大会では、ボッチャコートを真上から4K・8Kカメラで撮影し、映像解析により、リアルタイムでボールの推定距離を手元の端末で見られるようになるでしょう。

他にも試合の得点や、ルール、見どころ、選手情報も、手元で見られるようになると思います。

ただ、スマホ片手に観戦するより、もっと良い観戦方法があるのでは?

スマートグラス観戦してみる

スマホを持っていると手がふさがる上、スマホを覗き込んでいるときは、試合が視界から外れます。

せっかく会場に足を運んで、スマホを覗き込むのは嫌だ・・・。

そこで、スマートグラス観戦を試してみましょう。

EPSONが販売している「MOVERIO BT-300」を使います。

審判がIoT定規で測っているボール間隔を、リアルタイムで目の前に表示させてみます。

上の写真は、スマートグラス越しに撮影したものです。

ボール間隔の距離が、視界に表示されます。

意外とクッキリ表示されます。EPSONすごい!

とはいえ、スマートグラス観戦が3年で実用化レベルにいくかは未知数です。日本企業の技術力に期待します。

ついにIoT定規!

IoT定規(試作機)の完成です。

測った長さを、遠隔で確認できます。

何に使うかは後ほど・・・。

つまみの値をブラウザで

前回に引き続き、つまみ(可変抵抗器)を回すと変動する電圧値を、ブラウザで閲覧できるようにします。

そのためにはWi-Fiで数値を送る必要がありますが・・・やり方がよくわからずmgo-tec電子工作ブログを参考とします。

「ESPr Developer」の神様のような人が、情報をたくさん提供してくれます。

掲載コードを参考に、「ESPr Developer」をJSONP吐き出しサーバーとしました。

クライアント(ブラウザ)側で、入力電圧値を非同期通信で1秒ごとに取得します。

これでなんとか、一定時間ごとにブラウザに電圧値が表示される仕組みを構築できました。

IoT定規の組み立て

厚紙を可変抵抗器に挿すだけです。

コンパスのような形の定規を作りました。開いた角度で長さを測ります。

厚紙の長さによって、計測する長さの係数が変わると思いますが・・・ここらへんは大雑把に、本物の定規で測りながら係数を調整しました。

計測してみよう!

離れた場所で計測している結果が、ほぼリアルタイムで手元に届きます。

IoT・・・モノのインターネットを体感できます。

 

なぜこんなものを作っているかは、次回記載します。

ESPr Developerに挑戦

Wi-Fi搭載の「ESPr Developer」を使い、前回「Arduino Uno」で作った可変抵抗器で数字が変わる仕組みを作ってみます。

Wi-Fi接続と小型化を同時に実現します。

プログラムを流用できるのか?

「I2C通信の7セグメント4桁ディスプレイ」×「ESPr Developer」の組み合わせの情報が、ネットで見つけられません。

ライブラリが動作するか、不安がいっぱいですが、とりあえずプログラムを書き込み開始・・・。

・・・。

何事もなく書き込めました。

回路は一体?

「ESPr Developer」はAnalog入力が一本も見つかりません。

調べると、「TOUT」が唯一のアナログ入力らしいです。

OUTなのに入力?

しかも、0V~1Vの入力範囲のため、電圧を下げないといけません。

さらに、入力範囲が狭まったことにより、僅かな電圧のブレで入力値が変わってしまうので、電圧を安定させる必要があります。

分圧回路とコンデンサーの利用

だいたい1V上限になる分圧回路を作ります。

3.3Vの出力なので、3分の1くらいにするには・・・2:1の抵抗で回路を作ればよいみたいです。

手元にある1KΩと510Ωを使うと、抵抗器の間の電圧は1.11になる計算です。

 

細かいところに詰め込みすぎ、なんだか良くわからない図になってしまいました・・・。

とりあえず動作します。

電圧を安定させるために、コンデンサーを初めて使いましたが、これを挿したら電圧が本当に安定しました。

すばらしい。

 

次回は、「TOUT」の入力値をWi-Fiで、ブラウザ表示できるようにします。

可変抵抗器で7セグメント操作

可変抵抗器とI2C通信7セグメントディスプレイを組み合わせます。つまみを回すと数字が変わるだけの基本的な回路です。

コンパクトに!

できるだけ制作物をコンパクトにするため、ブレッドボードミニを使っています。

Arduino Unoが大きすぎますが、これも次回、小型のESPr Developerに置き変えます。

 

 

続:7セグメントディスプレイを配線4本で

以前、つまづいて出来なかったadafruit社の「I2C通信の7セグメント4桁ディスプレイ」に再チャレンジです。

配線4本は魅力的で、ここで諦めるわけにはいきません。
もう一度最初から見直します。

※2022年3月追記
現在、すでに情報が古く、サンプルスケッチをダウンロードしてコンパイルすると、エラーが出る可能性があります。

はんだ付けと配線

adafruit社のサイトに写真付きで丁寧にはんだ付けの仕方が掲載されています。

配線は図解はないものの、記載があります。

Connect CLK to the I2C clock – on Arduino UNO thats Analog #5, on the Leonardo it’s Digital #3, on the Mega it’s digital #21
Connect DAT to the I2C data – on Arduino UNO thats Analog #4, on the Leonardo it’s Digital #2, on the Mega it’s digital #20
Connect GND to common ground
Connect VCC+ to power – 5V is best but 3V also seems to work for 3V microcontrollers.

Arduino UNOの場合、アナログ入力4番、5番を使うようです。
出力ではないのがちょっと違和感・・・。

一応、fritzingで回路を描きます。

ここから日本語情報を求め、スイッチサイエンスの資料ページに行くと、つまづきます。

掲載されているライブラリが足りないためです。

adafruit社の説明ページを最後まで頑張って読むべきでした。

ライブラリのダウンロード

7セグメントディスプレイに数字を出すには、最低2つのライブラリが必要です。

それぞれ、GitHubからダウンロードします。

キャプチャ:GitHub

zipでダウンロードされます。

ライブラリをインクルード

2つのzipは、そのまま圧縮された状態でIDEへインクルードできます。
(Windows10 Arduino IDE 1.8.1環境)

IDEのメニューから
スケッチ > ツール >ライブラリをインクルード >.ZIP形式のライブラリをインストール
の順番で選びます。

サンプルスケッチで確認

環境の準備が整ったので、サンプルスケッチを使って、動作確認をします。

IDEのメニューから
ファイル > スケッチ例 >Adafruit LED Backpack Library >sevenseg
を選びます。

後はArduinoに書き込めば、数字が表示されます。

配線が4本、スッキリです。

任意の数字を表示させるプログラムも簡単です。

matrix.println(val); // valに表示させたい数字を入れる
matrix.writeDisplay();

Arduinoで簡単に7セグメントディスプレイを使いたい場合、重宝とするでしょう。

反面、ライブラリの中身は私にとってブラックボックスなので、イレギュラーな対応では苦労することになります。

Arduino Unoではなく、ESPr Developerで使いたいのですが・・・きっと苦難の道のりになるでしょう。

ブログを続けて思うこと

なんとか平日は毎日ブログ記事を書いています。

3日坊主にはならず、年度末、繁忙期もなんとか乗り越え、4か月以上経過しました。

ここで、ブログを書く習慣について、少し振り返ろうかと思います。

良かった点

  • ブログを書くにあたり、調査や行動が増え、知識・技術が身に付く
  • 平日毎日という縛りは、技術の学習速度を上げる
  • 仕事の説明書類の素材が蓄積されていく

 

悪かった点

  • 時間を食う
  • 平日毎日縛りだと、ときどき世の中に出しても仕方ない記事を書いてしまう

 

当初、今さらブログをはじめる出遅れ感がありましたが、総合評価としては、はじめて良かったと感じます。

ただ勉強して知識を得るより、ブログを書いた方が学習スピードが上がっている感覚があります。

 

 

車いすのバリアフリーを考える

競技用車いすではなく、普通の車いすに乗る機会がありました。

想像以上に動きが重いです。

段差と坂の苦労

体験用に無料貸し出しされている車いすに乗って、交通公園を散歩します。

段差と坂が大変なのはベビーカーと同じですが、想像以上に上り坂は重くて進まず、息切れしました。

今まで乗った競技用のハの字車いすが、いかに機動性に優れているかが分かります。

ハの字の方が手を広げたときにフィットして、力を入れやすい感じも受けます。

残念ながら、日用で使う車いすでハの字にしてしまうと、幅を取り、狭いところを通れないことがデメリットになるでしょう。

特に日本は狭いところが多いので。

コストはかかるかもしれませんが、簡単にハの字の角度を切り替えられる車いすがあれば、もっと楽をできそうです。

汚れる!?

段差と坂道の大変さは、一般常識レベルでも想像できますが、意外と気になったのは車輪で袖が汚れること。

厚着だと特に袖が擦れて汚れます。

・・・犬の糞を踏んでしまったら悲惨なことになるでしょう。

バリアフリーって段差をなくすだけではなく、ゴミをなくすことも重要なのかもしれません。