中国製の教育向けのシングルボードコンピューター「Halocode」が販売されています。今のところ、イギリス製のmicro:bitに変わる選択肢にはならないかと思います。
存在感の薄いHalocode
AmazonでHalocodeの取り扱いが始まったのは2019年5月。しかし、2年経ってもネット上でHalocodeの情報は少ないです。Googleトレンドで調べても、データ不足になるくらい、存在感がありません。
WiFi搭載シングルコンピューター
Halocodeは、性能が低いわけではありません。
基本処理性能はmicro:bit以上で、しかもWiFiを搭載しています。
IoTのハードルを下げる、手軽なシングルコンピューターです。
値段もmicro:bitより少し高い程度。
問題はエディターのUI
性能・機能が問題ないのに、なぜmicro:bitほどの人気がないのでしょう。
原因はプログラミングエディターのUIだと思われます。
左がmicro:bitのエディタ。右がHalocodeのエディタです。
HalocodeのUIは、背景と文字のコントラストが足らず読みにくい・・・。
色の配慮が足りないだけでなく、UIの様々なところで配慮が足らず、迷いが生じます。
日本語翻訳品質が低い
さらにHalocodeは、日本語の翻訳も分かりにくいところがあります。
「Halocodeが矢印を上向きに挿しているとき」
「Halocodeが矢印が上をむいているいるとき」
日本語がおかしいし、この2つの差を理解することが難しいです。
プログラミングの教育向けコンピューターとして、日本の子供が使うには難しいでしょう。
micro:bitの方は、日本語に違和感はありません。
教育に使うならmicro:bit
Halocodeのエディタは、2年経っても日本語の改善がみられないので、少なくとも教育に使うならmicro:bitを選んだ方がよいでしょう。
WiFiが必要になったら、Halocodeよりラズパイかobnizを選択したほうが勉強になると思います。