一般的な100Vで動く家電を電子工作に組み込みたいとき、マイコンの電源では無理なので、リレー回路を使います。電源タップを改造して、100Vの家電を制御してみます。
大電流大型リレーモジュールキット
秋月電子で「大電流大型リレーモジュールキット」を買いました。一般家庭の100VACを、マイコンに使われる5Vの電流で制御できるようになります。
扱う電流が大きい時は、キット製品を買った方が安心です。
リレーモジュールキット組み立て
基板に部品をはんだ付けします。
はんだ付けする間隔が広いので、比較的やりやすかったです。
0.1m電源タップを改造
エレコム製の0.1m電源タップ(ACアダプタ)を使います。
これにリレーを取り付けましょう。
ケーブルには2本の導線が入っており、片方だけペンチでむき出しにします。
なお、電源タップの改造は、電気工事士の資格がなくても可能です。
むき出しにした導線を、このままリレーモジュールに取り付けるのは難しいです。
導線の長さが足りず、深く押し込めず、中途半端な接触で高熱になる恐れがあります。
家にあった圧着端子を使うことにしました。
圧着端子を導線に付けてから、さらに、はんだで固定します。
圧着端子を付けたら、それをリレーモジュールのターミナルに差し込み、しっかり固定します。
100VACのリレーのテスト
作成したリレー付き電源タップを家庭用コンセントに挿します。
電源タップの反対側には照明を取り付け、リレーモジュールにはobnizボード(マイコン)を取り付けます。
スマホからobnizボードを操作し、リレーに電流を流します。
すると、リレー内部で「カチッ!」と電磁石がくっつき、照明が通電して光りました。
問題なく動作しています。
追記:絶縁しました
導線のむき出し部分があると怖いので、絶縁しました。