笑顔でクッキースタンプを押す装置を作りました。スマホのカメラに向かっ笑うと、スタンプが押されます。途上国の重度障害者が使うことを想定して開発しています。
笑顔で仕事をする
途上国で重度障害者に会いました。(経緯は省略します。)
手足は自由に動かないものの、素敵な笑顔をしたので、笑顔を使って仕事を何かできないか考えました。
その重度障害者の住む家の近くに、クッキー作りをしているカフェ(日本のNGOが経営)があります。そこでクッキースタンプを押す仕事ができないかを考えています。
笑うたびにクッキーにスタンプが押される仕組み。
ちなみに、笑顔は不思議で、例え作り笑いでも、笑うことで体に良い効果があると言われます。ナチュラルキラー細胞(免疫細胞)が活性化させる話は有名かもしれません。
仕事で社会の役に立ち、笑うといった行動が、その人の人生を良くするだろうと、考えています。
途上国ではAndroid
途上国ではAndroidのスマホが普及しています。iPhoneは高級機種で、途上国で使ってもらう場合はAndroidで動く仕組みを考えます。
また、笑顔を認識するクラウドAPIを使ってしまうと、途上国で働いた給料よりAPI課金料金の方が高いという本末転倒な状況も起こり得るため、JavaScriptを使った表情認識、つまりスマホのブラウザ上だけで表情を解析します。
Androidで動作テスト
スマホのカメラで笑顔を解析し、IoTボード「Obniz」に命令を飛ばし、クッキースタンプを押します。
検証端末はマニアックすぎる「Unihertz Atom」。
1年前のミドルレンジ(普通)の性能だと問題なく動き、まだ余裕を感じます。
もう少し、スペックの低いスマホでも動作するか検証します。
明日、実際にクッキーを焼く
18日間入院していたお母さん(妻)が今日、退院しました。検証を兼ね、退院祝いにこのクッキースタンプを使います。