外出自粛で子供たちは家の中。そんな時は、おもちゃを3Dプリントして楽しみます。ただし、自分の欲しいものは、自分でモデリングして印刷してもらうことにしました。
3Dプリンターは無限のおもちゃ箱
3DモデリングデータサイトのThingiverseには、子供が喜ぶ、おもちゃのようなデータがたくさん並んでいます。
選んだデータをその場でダウンロードし、その場で印刷。
「戦車が欲しい」→ 戦車を印刷。
3Dプリンターが無限のおもちゃ箱に見えるでしょう。
当然ながら子供たちは、あれ欲しい、これ欲しいと訴えます。
・・・しまった、大変なことになってきた。
自分でモデリングしてくれ
親の都合でルールを作りました。
「自分が欲しいものは、自分で作る。」
長男(9歳)と次男(6歳)にTinkercadを紹介しました。初心者向けのオンライン3Dモデリングソフトです。
親は無料でアカウントを作れますが、子供の生年月日でアカウントを作ると0.5ドル(56円)かかりました。まあ、いいでしょう。
パソコンの基本操作を覚えよう
子供たちはモデリング以前に、PCをまともに触ったことがなかっため、マウスの左クリックとか、ウインドウの閉じる、スクロールとか、何も知りません。
とは言え、マウスもOSも、直感的な作りのため、さほど操作方法理解に時間はかかりませんでした。GUIの発明は素晴らしいです。
Tinkercadの操作を覚えよう
3Dモデリングソフト、Tinkercadの使い方を覚えてもらいます。
私が教えたことは、立方体や円柱の置き方、回転、拡大、穴のあけ方。
あとは、子供の方が好奇心があるからか、私の知らない機能とか、モデリング方法を自分で発見してくれます。
気が付くと長男は刀を作っていました。
手前の物体は、刀を置くところらしいです。
刀を3Dプリントする
3DプリンターはQIDIのX-pro。フィラメントはABS、PLA、TPU、一通りそろっています。長男にそれぞれの特徴を伝えました。
ABS・・・きれいに印刷できるけど反りやすく失敗しやすい。硬い。
PLA・・・印刷しやすい。ほかの素材より熱に弱い。とても硬い。
TPU・・・ゴムみたい。柔らかい。
この中から長男はABSを選択しました。
ABSだと、この刀身の細さじゃ途中で倒れて失敗するかな?
でも、失敗から学んでくれ。印刷開始・・・。
あれ!?普通に印刷成功です。
しかも反ったおかげで刀っぽくなっています。
そして、しっかり刀置きにはまって飾れます。
切腹
長男は自分の腹を切って遊んでいます。
一方、次男はまだモデリング中。完成次第、印刷しましょう。
ねんどで3Dの感覚をつかむ
パソコンでの3Dモデリングは、現実での造形経験がベースに必要だと思います。
たまたまですが、三男がねんどで雪だるまを作っていました。
かわいい。
こういったねんど遊びも、3Dの設計能力の向上につながるのだと思います。