Python3+OpenCV3 インストールメモ

これからの時代を生き抜くため、かねてから必要性を感じていた画像認識に手を出しました。

Pythonも書いたことがないのに、OpenCVで画像認識を体験したくなった初心者の、環境構築 備忘録です。

同じようにハマった初心者の助けになれば・・・

■環境・バージョン

Windows10
Anaconda 4.4.0
Python 3.6.1
OpenCV 3.3.0

■Anacondaのインストール

簡単にpython3系列とOpenCV3を導入する」を参考とさせて頂きました。

簡単・・・に惹かれ。

「作業手順」の項目を見ながら、まず「Anaconda」をインストールします。

依存ライブラリの解決は心が折れそうなので、パッケージ化された「Anaconda」を使った方が良さそうです。

■仮想環境の作成

「Anaconda」のインストールが終わったら、仮想環境の作成を行います。

仮想環境ごとにpythonのバージョンを選べるので、(現時点では新しい)3.6を指定し、環境名は「py36」としています。

コマンドプロントで

と、入力して「Enter」。何か聞かれたら「y」で肯定。

仮想環境の作成が完了したら、

で、仮想環境が立ち上がります。

コマンドプロントに括弧で環境名が表示されます。

 

なお、仮想環境から抜けるときは、

のようです。

※この記事はWindowsの場合です。

■OpenCVのインストールがうまくいけば

あとはOpenCVのインストールのみ。

コマンドプロントで、

と、たたけば良いだけのはずですが・・・。

■テスト用Pythonファイルで確認

インストールが成功しているか、テストします。

OpenCVをPythonで読み込んで、OpenCVのバージョンを表示させるだけの、テスト用Pythonファイルを作ります。

私の場合は、顔認識をさせる予定なので「FACE」というフォルダをCドライブ直下に作成し、そこに、「run.py」というファイルを作りました。名前は任意です。

import cv2 # OpenCV読み込み
print(cv2.__version__) # OpenCVバージョン表示

OpenCV3を読み込むのに「import cv2」?でも、これは正しいようです。

それではコマンドプロントで、実行してみましょう。

で移動して

で実行。

バージョンが表示されれば無事成功です。

無事成功しない場合

私は無事では済まず、「cv2が見つからないよ」というエラーに悩まされました。

パスが通ってないのかな・・・?解決には至らず、別の手段をとります。

pipでOpenCVをインストール

「pip」というパッケージ管理ツールを使ってインストールします。

「Anaconda」で管理していたはずなので、「pip」の併用はまずいような気もしますが、もう進みます。

OpenCV 3(core + contrib)をWindows & Python 3の環境にインストール・・・」を参考とさせて頂きました。

pipでopencv3.3をインストールしてみましょう。

非公式?のWindows用Python拡張パッケージ集から、「opencv_python-3.3.0+contrib-cp36-cp36m-win_amd64.whl」を選んでダウンロード。

コマンドプロントでダウンロードしたフォルダに移動し、

で、インストール。

さあ、これでまたC:\FACEに戻って、

テストpythonの再実行。

・・・。

あれ。

エラーが変わった・・・。

numpyをアップグレード

エラーが変わっただけでも、前進した喜びがあります。(本当に前進しているか分かりませんが)

エラーの内容は、

「numpy」という、また新しい言葉が出てきました。数値計算ライブラリのようです。

調査したところ「numpy」のアップグレードで対処できるかもしれません。

コマンドプロントで、

と実行。

バージョン1.12.1から1.13.1へアップグレードされました。

インストール成功!

飽きるほどたたきましたが、C:\FACEに戻って、

実行。

・・・。

と、応答が!

ようやくOpenCVを読み込み、バージョンが表示されました。

 

ここから顔認識までも、またいろいろハマったのですが、今回はここまで。

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