今月は2度、ボッチャの体験会に行きました。
ボッチャは障害者、健常者、子供、お年寄り、男性、女性を問わず、誰でも楽しめるところが魅力です。
白いボールの近くに、自分のボールを投げるのですが、思った以上に戦略のスポーツです。
認知度上昇中
非常にマイナースポーツだったボッチャですが、日本代表がリオパラリンピックで銀メダルを獲得し、さらに小池知事のPR活動が功を奏し、3年前2.4%だったボッチャの認知度が、今年2017年1月には、39%まで上昇しているそうです。
これからも東京パラリンピックに向け、ますます認知度が上がっていくと思います。
たくさんの人が、東京大会で見に来てくれることを期待していますが、同時に懸念もあります・・・。
観戦を楽しめるかが懸念
ボッチャは、戦術・戦略のスポーツです。
相手の投球の邪魔になるところに球を投げたり、柔らかいボールと硬いボールを使い分けたり、ボールをコネコネほぐして転がりにくくしたり・・・
テレビで見る分には、その戦術・戦略を解説付きで楽しめると思います。
ただ、会場で観戦すると、なかなか楽しむための必要条件がそろっていないことを感じました。
リオパラリンピックで観戦した中では、個人的に、馬術の次に観戦難易度が高かったです。
1回戦、2回戦は観客が多かったものの、明らかに飽きて席を立つ人もいて、決勝の観客席は閑散としていました。
自国ブラジルが金メダルを獲得した表彰式でさえ、空席がだらけで寂しかったです。
いくらボッチャの認知度が上がっても「白いボールに近ければ勝ち」という知識程度では、東京大会の会場に足を運んだ人たちに、物足りない体験をしてしまうかもしれません。
ボッチャを楽しむための仕組みを作れるか・・・
引き続き、解決すべき課題を考えていきます。